猫のしつけ 2.猫をしつける【猫の健康と体調管理】

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2.猫をしつける

猫の場合、生活のために教えるしつけは、トイレ、食事、つめ研ぎの3つです。いずれも子猫のうちにしつけることが大事です。

トイレのしつけ

猫は決まった場所で排泄する習慣があるので、トイレのしつけはそれほど難しくありません。飼い主が数回ほど教えれば、覚えてしまいます。重要なのは、きれい好きの猫にとって、もっとも快適な空間を作ってあげることです。


[トイレの準備]

市販されている猫のトイレグッズには、さまざまなタイプがあります。猫の大きさ、置き場所、飼い主の処理の手間などを考えて選びましょう。


トイレの種類

箱タイプ・・・長方形のシンプルな箱です。固まる砂を入れて使います。猫が排泄したらスコップですくって捨てます。すのこタイプのものは、2層になっており、上のすのこに、すのこから落ちない程度の大粒の砂を入れます。オシッコはすのこの目を通して下の層に流れるので、溜まったら洗います。ウンチは上の層に落ちているものを拾って捨てます。ペットシーツを敷くタイプもあります。


屋根付きタイプ・・・一方に出入り口が付いた屋根が付いています。砂がトイレの外に飛び散ることや、ニオイが広がるのを防ぎます。


他には電動式のトイレや、おまる型のトイレなどもあります。


砂の種類

紙系・・・固まるタイプは可燃ごみとして処理できます。中には人間のトイレに流せるタイプもあります。飛び散りやすいのが難点です。

木材系・・・紙と同じように固まるタイプは可燃ごみとして処理できます。減量はヒノキなどのおがくずです。

鉱物系・・・粒が重いので、飛び散りにくいのが特徴です。固まらないタイプは洗って数回使用できます。

おから系・・・可燃ごみとして処理できます。おからが減量なので、万が一猫が食べてしまっても安全です。


他に消臭効果の高いシリカゲルの砂なども市販されています。


部屋の隅、人間のトイレの中など静かで落ち着ける場所に設置しましょう。猫が飼い主の家に来る前に使っていた砂があればそれを混ぜます。自分のオシッコのニオイが付いていれば、トイレだと認識しやすくなるからです。


次に、猫をトイレに連れて行くタイミングを見計らいます。食事の後などに、ソワソワして部屋や床のニオイを嗅ぎ始めたらトイレのサインです。抱き上げてトイレに連れて行きましょう。


ポイント

1.トイレに猫を連れて行きます。

2.猫が排泄するのをそっと見守ります。声をかけたり、動いたりしないようにしましょう。

3.上手に排泄できたら、やさしくなでてほめます。

4.始めのうちは、排泄物をすぐには取り除かずに、ニオイが残るようにします。そうすることで猫がトイレの場所を覚えます。


2~3回繰り返せば、猫は自分からトイレに行くようになります。一度覚えたら、排泄物はすぐにかたづけるようにしましょう。

 

食事のしつけ

規則正しい食生活は、健康な体作りの基本です。適切な内容の量の食事を、適切な時間に、適切な場所で与えましょう。
毎日、同じ時間に食事を出し、食べ終わったら食器をかたづけます。出されたときに出されたフードを食べさせる習慣をつけましょう。口をつけないからといって、次々に違うフードを与えたり、食いつきのいいおやつばかり与えるのはよくありません。
猫に人間の食べ物をあげてはいけません。味付けが濃すぎて猫の体によくないという理由もありますが、一度与えてしまうと、次からも人の食べ物を欲しがるようになってしまうからです。また、人間の食事している最中のテーブルに飛び乗ったり、盗み食いをしたりする原因を作ることになります。

 

ツメ研ぎのしつけ

猫がツメを研ぐのは本能です。ツメを鋭く尖らせておくために必要な行動であり、自分の縄張りを示すマーキングの行動でもあります。ツメ研ぎ自体をやめさせることはできないので、決まった場所でツメを研ぐようにしつけます。
まず、ツメ研ぎ器を用意します。ダンボールやカーペットでできたもの、板に麻布を巻きつけたものなど、さまざまなツメ研ぎ器が市販されています。形も猫が板の上に乗って研ぐ床置きタイプや、立った姿勢で研ぐトールタイプなどがあります。猫が気に入りそうなものを選びましょう。


猫がツメを研ぐ仕草を見せたら、すぐに抱き上げてツメ研ぎ器に連れて行きます。猫の前足を持ってツメ研ぎの動作をさせ、ここがツメ研ぎの場所であることを教えます。上手にできたらほめましょう。


猫と快適に暮らす

猫と遊ぶ

猫にとって、遊びは本能に備わったものです。子猫は兄弟猫と遊ぶことによって筋肉を発達させ、ツメの使い方や、咬みつき方、キックやジャンプの仕方などを学びます。猫社会のルールや、コミュニケーションの取り方を覚えるのも遊びを通してです。
大人になっても、遊びの重要性は変わりません。運動になるだけでなく、狩の本能を満たすのに欠かせないものなのです。
しかし、幼い時に親兄弟から離され、ひとりで育った猫は、運動能力が劣っていたり、キックやパンチの力の入れ加減が分からなかったりします。そのような場合は、飼い主が一緒に遊んであげましょう。遊びは飼い主と猫の絆を深めるきっかけにもなります。


おもちゃを使って遊ばせる

猫はおもちゃで遊ぶのが大好きです。ペットショップへ行けば、ありとあらゆるおもちゃが売られています。猫じゃらし1つ取ってもさまざまなサイズや素材のものがあり、動き方も千差万別です。猫の気分や好みに合わせて使い分けましょう。また、わざわざ購入しなくても、アルミホイールやモール(針金にフワフワした毛を加工したもの)などを丸めたものでも、十分ネズミ代わりになります。
基本的に、猫はおもちゃを獲物として捉えているので、狩猟本能が刺激されるような動かし方を工夫しましょう。床に這わせたり、不規則に動かしたり、物陰から出したり引っ込めたりすると、猫は夢中になって食らいついてきます。
猫じゃらしなどのおもちゃは、飼い主と遊んでいる時以外は、猫の目の届かないところへしまっておきます。紐などを食べてしまうと危険です。


部屋にあるもので遊ばせる

猫は特別におもちゃを与えなくても、部屋にあるもので遊びます。紙袋や空き箱を見つけたら、中に入って遊びます。テレビ画面に関心を示す猫もいます。かじられたり、引っかかれたりすると困るものは、引き出しの中にしまっておきましょう。


好きな場所で遊ばせる

猫は、部屋そのものをアスレチック器具にして遊びます。階段や、並べられた棚やタンスなど高低差のある場所を飛び移ったり、押入れやクローゼットの中を探索したり、ドアや梁の上に上って下を見下ろしたり、布団やコタツの中にもぐったりと部屋の空間を三次元に動き回ります。上下運動ができるように配置すると、運動不足を防げます。

 

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